函館周辺には春夏秋冬季節に応じてそれぞれ見どころがあります。
ちょっと長くなりますが、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
春
4月に入り花の便りが聞こえる頃、函館にもようやく遅い春がやってきます。
春の訪れはGWの少し前、北斗市匠の森公園のカタクリから始まります。
そして春のメインは何といっても桜!
函館周辺の桜は大体ゴールデンウィーク前後に見頃を迎えます。
八重桜など遅咲きの桜だと5月末頃まで楽しめる場所も。
桜の時期が終わると五稜郭ではフジの花とツツジ、恵山ではツツジが咲き誇りやがて初夏を迎えます。
五稜郭公園
公園内には約1600本のソメイヨシノがあります。土塁の上にも下にも桜が咲いて立体的に花見ができるのが五稜郭公園の強み。 北海道でこれだけソメイヨシノが密度濃く咲くところは珍しいので、桜の時期には道内のお客様も多くなります。 |
桜が丘通り
市電柏木町電停の近くに道の両側に桜並木のある桜が丘通りがあります。 約1kmにわたり桜のトンネルが出来、桜の花が咲く時期には人も交通量も大変多くなります。 写真を撮る場合は周辺に駐車場がなく路駐は迷惑となるので、五稜郭公園から歩くか市電・バスで行くといいでしょう。 |
その他函館市内の桜
他に函館市内では、函館公園、笹流ダム、新中野ダム、函館八幡宮(写真)、住三吉神社、石崎地主海神社などでも桜を楽しむことが出来ます。 |
法亀寺のしだれ桜
北斗市の旧大野町市街地にある法亀寺には、樹齢300年になる高さ12mのしだれ桜があります。 |
戸切地陣屋跡
ここは松前藩の役所があったところで現在は土塁が残り、建物の跡に石を並べて間取りが再現されています。 道道96号線から戸切地陣屋までの約600mにわたって桜並木があり、桜の時期には桜のトンネルができます。 桜の時期以外は人も少なく、落ち着いて散策することができます。 |
その他北斗市内の桜
上記2か所と大野川沿いの桜並木(写真)を合わせて「北斗桜回廊」と名付けられたコースになっていて、期間中はどこもライトアップされています。 公共交通がない場所もあって、足がないと少しまわりづらいかもしれません。 その他北斗市では、函館江差道北斗中央IC近くの道道96号線沿い、上磯ダム公園、八郎沼公園などでも桜を見ることが出来ます。 |
五稜郭のツツジと藤
五稜郭公園はサクラが終わってしばらくするとツツジと藤の花の時期を迎えます。 |
夏
何といっても北海道観光のメインシーズン。一番旅人さんで賑わう楽しい時期です。
イベントも多数あり、昼が長いので行動範囲も広がります。
名物のイカ漁も最盛期を迎え、イカ刺しやウニが美味しい季節になります。
立待岬のハマナス
6月から7月にかけての立待岬では、ハマナス・エゾカンゾウの花が咲く様子を眺めることが出来ます。 |
初夏の大沼
初夏の大沼・小沼の湖面にはスイレンやコウホネを見ることが出来ます。 この時期は気候も良く、天気のいい日は散策すると爽やかな空気を感じることが出来ると思います。 |
花火大会
函館市と北斗市では夏の間に花火大会が4回開かれます。 その内3回は七重浜海岸からも見ることができます。 真イカ(スルメイカ)漁の漁火も見ることが出来るこの時期が一番夏らしい景色になります。 |
秋
日を追うごとに夏の賑わいは落ち着いてきて、飛行機やフェリーの料金も安くなりマッタリと旅が出来るのがこの時期と言えるでしょう。
天候も安定して旅がはかどる上になんといっても食欲の秋!サンマ・鮭・ジャガイモ他いろいろな野菜・魚などが旬を迎えます。
10月以降は紅葉も見頃になります。
大沼
大沼の島めぐり遊歩道を散策したり、近くの日暮山から駒ケ岳のふもとの紅葉を眺めたりするのがいい。 1年を通して外国人の観光客も多いですが、場所を選べば人も少なく物静かな雰囲気にひたれます。 |
恵山
恵山の登山口に向かう道沿いで紅葉を眺めることが出来ます。 写真は登山口駐車場から20分くらい歩いた恵山展望台からの眺めです。 駐車場から山頂までは1時間ほどのコース。登山時はクマ避けの準備をして行きましょう。 |
香雪園
豪商岩船氏の元別荘で、道内では珍しい日本庭園の香雪園(見晴公園)では、10月中旬~11月初めの紅葉の時期に、園内がライトアップされます。 昼間も園内中で紅葉が見られます。空港からも近い便利な場所にあります。 |
その他紅葉の見所
他には笹流ダム(写真)や新中野ダムの紅葉もキレイですよ。 |
冬
雪が降ったら函館ですることがない?すぐ暗くなるから観光には不向き?
そんなことはありません。
日が短いということは夜が長い、ということは夜景やライトアップがより長時間楽しめるということ。
ここまでちゃんと読んでくれた人にだけコッソリ教えると、夜景も夏より秋冬のほうが空気が澄んでキレイに見えるし、実は冬の遊びもいろいろ楽しいんやで……
はこだてクリスマスファンタジー
12月1日~25日まで、金森赤レンガ倉庫近辺の海上に巨大なモミの木が浮かびます。 毎日18時より点灯式が行われ、12月の赤レンガ倉庫一帯はクリスマス一色になります。 |
はこだてイルミネーション
12月~2月まで開港通り・二十間坂・八幡坂でイルミネーションが点灯されます。函館山で夜景を見る前後での散策がおススメ! ※その年により開催時期・場所が異なります。当宿ブログ等で最新の情報を確認してください。 |
五稜星の夢
12月~2月まで、五稜郭の周囲はイルミネーションに彩られます。 ライトアップされた箱館奉行所を見たり、五稜郭タワーを眺めながら公園を一周してみるのもおすすめ。 五稜郭タワーから見ると五稜郭が星形に浮かぶ様子が見えてキレイですよ。 箱館奉行所は17時まで、五稜郭の郭内は18時閉門、五稜郭タワーは19時まで営業、お堀の外は24時間立入できます。 |
雪の函館山
冬の函館山からは雪景色の函館市街が見え、夏と違った雰囲気の函館を味わうことができます。 展望台は正直かなり寒いですが、空気が澄んでいるので夜景もきれいに見えます。 |
大沼のワカサギ釣り
毎年12月~3月まで大沼が結氷するとワカサギ釣りのシーズンとなります。 シーズンの始めは釣り堀の桟橋から、全面結氷すると釣り堀または大沼の湖面に穴をあけて氷上で釣りをすることになります。 釣ったワカサギはその場でから揚げにして食べることも出来ます。 出来立てのワカサギの唐揚げをつまみにビールで一杯したい人は列車で行った方が幸せになれるかも…… |